こんにちは、みのりそらです。
🌈最新刊「ブルージャイアント・エクスプローラー6」が6月30日に販売
🌈「BLUE GIANT」アニメ映画公開日が2023年2月17日に決定
と、嬉しいニュースが続いています💚
特にジャズのファンという訳でもなかったのですが、「ブルージャイアント」沼にハマっています。
その理由は……
- 主人公の性格が良いので、読んでいて気分が上がる
- 主人公の成長をずっと見守っていたくなる
- 主人公の熱い想いと努力する姿が、やる気にさせてくれる
- 主人公が訪れる海外の描写が素晴らしい
- 音楽が飛び出てくるような描写の仕方が好き
ストーリーと感想を交えて、シリーズ毎に紹介しますね。
>>作者の石塚真一さんについて、今すぐ知りたい方は、こちらから。
熱い青春音楽マンガ「ブルージャイアント」ストーリー&感想
BLUE GIANTは、ビッグコミックで2013年から連載され、
無印(オリジナル)、スープリーム、エクスプローラーの3シリーズがあります。
👑「このマンガがすごい2016」3位
👑 第62回「小学館漫画賞(一般向け部門)」
👑 第20回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」 など
作者は、感動の山岳マンガ「岳」を描いた石塚真一さん。
シリーズ累計840万部(2022年6月現在)を突破した熱い青春音楽マンガです。
主人公の宮本大が、世界一のジャズプレーヤーになるために、邁進していく様が、迫力満点で描かれています。
ブルージャイアント(通称「無印」)日本編 全10巻
仙台に住む、バスケ部の主人公が、ジャズに魅せられて、
「絶対にオレは世界一のジャズプレーヤーになる」と宣言。
宮本大は、楽譜を読めなくても、雨の日も、猛暑の日も、毎日サックスを吹いて、目標に向かって努力を続けます。
師匠の元で修業して、高校卒業後、上京。
凄腕ピアニストの雪祈(ゆきのり)に出会い、「JASS」を結成。
数々の挫折を乗り越えて、世界一を目指します。
どうしてそんなに自分を信じられるの?
将来の確約もないのに、どうしてそんなに毎日練習できるの?
漫画なのに、思わずそう問いかけて、感情移入してしまう魅力があります。
親戚の子どもが羽ばたいていくのを陰から応援している心境。
と同時に、
難しそう、大変そう
と諦めがちな自分の気持ちが奮い立つ。
「わたしも、できることをがんばろう」
と思えました。
主人公の家族の温かさにも、ほっこりします。
そして何より、漫画から音が飛び出てくる迫力がたまりません!
アニメ映画化されたら、どうなるのか楽しみです。
ブルージャイアント・スープリーム(ヨーロッパ編)全11巻
身一つでドイツに渡った宮本大は、ドイツ人のクリスに出会い、
彼の優しさに助けられ、他の支援者も得て、
性格も出身国も違う3人のプレイヤーと
カルテット「NUMBER FIVE」を結成します。
一つ一つ課題を乗り越え、羽ばたいていきます。
「ブルージャイアント・スープリーム」では、
海外で挑戦する大変さ、心細さが、繊細に表現されていて、
読むと、心がグラングラン揺れました。
言葉が不自由でも、人間同士、通じ合う描写も良かった!
「優しさとありがとうで回っていく世界」が素敵です。
音楽は国境も人種の壁も超えていきます。
海外に限らず、未知のものに挑戦する人、挑戦したいけれど迷っている人の心に響く内容。
途中で、
宮本大は才能があるからこんな風に進めるけど、自分は……
と思ったりもしました。
が!
ひとつずつクリアーしていく大を、
うらやましく思うのではなく、
自分は大ぐらい地道な努力を続けている?
と自問するようになりました。
やる気が出ないけど、頑張りたい時に、おススメです。
>>「『ブルージャイアント』は、海外の人にも面白いのか?」はこちらから。
ブルージャイアント・エクスプローラー(アメリカ編)連載中
世界一を目指すため、
宮本大は、ヨーロッパで成功したバンドを離れ、
ジャズの本場アメリカで力試し。
都市によって好まれるジャズの違いや、
環境の違いを肌で感じながら、
アメリカでも
色々な人との交流の中で、
助け、助けられます。
大が演奏だけでなく、
人間的にもますます成長していく物語。
「エクスプローラー」は、アメリカに住んでいる視点で読んでも、
シアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルス、アルバカーキ、ヒューストンなどの描写、
なるほどなぁと思います。
ヨーロッパ編とはまた違う、アメリカの雰囲気がよく出ている!
「エクスプローラー5」では、
ずっとサポートしてくれていたアメリカ人のジェイソンと別れて、
宮本大はひとりでアメリカ横断。
孤独や金欠で参りそうな時、
「オレが自分で選んでここを走ってんだよ!!」
と言う主人公。
熱いわ~✨
アルバカーキでは、初めて人にサックス演奏を教える姿が新鮮でした。
無駄なように思えることも、巡り巡ってつながっていく。。。
こういう誠実な人の話は、漫画で読むだけでも心地よい読後感です。
世の中まだまだ捨てたもんじゃない
と気持ちのリセットができます。
そして、最新刊「エクスプローラー6」は、アルバカーキでの教え子の発表会から始まります。
発表会では、主人公の大の人間力が開花していて泣ける!🌻
メキシコ人のアントニオも案外いい奴みたいで、新登場人物のゾッドのことももっと知りたくなりました。
でも、どうしても分からないのが、最後の方で、大がゾッドにポーカーでの勝負を挑むところ。
全くやったことのないポーカーじゃなくて、ジャズで勝負した方が良くない?
と思ってしまいました。
あなたはどう思いましたか?
読後すぐに、次巻「エクスプローラー7」が待ち遠しくなりました。中毒性強い💦
それにしても、最新刊「エクスプローラー6」の表紙は、いつもとテイストが違いすぎて、書店で見ても、「ブルージャイアント」かどうかわからないのでは……⇩
ブルージャイアント 口コミ
ブルージャイアント好きの同志は、たくさんいらっしゃいます。
ホント、下手な啓発本読むより、やる気スイッチ押されます。
作者の石塚真一さんは、会社が倒産し、「チャンスだ!」と思って、漫画を描き始めた
作者の石塚真一さんの経歴は次の通り。
1971年生まれ、茨城県出身。
中学時代はブラスバンド、大学時代はバンド活動。
22歳から27歳までアメリカに留学し、ロッククライミングや気象について学び、
帰国後、会社員を経験後、28歳でマンガ家に転身。
(引用元:ブルージャイアント公式ページ)
アメリカに留学されてたんだ。
コロナ前は、日本各地、ヨーロッパに現地取材も。
(巻末の取材記も毎回楽しみ)
だから、リアリティのある漫画が書けるんですね!
文春オンラインのインタビューを読むと、石塚さんの人となりがわかります。
>>「会社が倒産し、チャンスだ!と」累計650万部超えの漫画家が語る、“バカバカしい夢を持ち続けるべき”理由
一度行動をおこせば、人って意外といろんなことができるんじゃないかと思っていて、それも描きたい部分なんです。(石塚氏談)
(引用元:『BLUE GIANT EXPLORER』作者・石塚真一さんインタビュー#2 文春オンライン)
作者の石塚さんには、やっぱり大と同じような素質があるんだなぁと思いました。
それなのに、主人公の大の話をする時は、実在している他人みたいな距離感なのも、面白い!
>>ブルージャイアント・エクスプローラー1の試し読みはこちらから【まとめ】BLUE GIANTは「今できることをがんばろう」と思える、熱い青春音楽マンガ。中毒性高し!
私が「ブルージャイアント」沼にハマった理由は……
- 主人公の性格が良いので、読んでいて気分が上がる
- 主人公の成長をずっと見守っていたくなる
- 主人公の熱い想いと努力する姿が、やる気にさせてくれる
- 海外の描写が素晴らしい
- 音が飛び出てくるような描写の仕方が好き
「ブルージャイアント」は、日本ではもちろん、4か国語に翻訳され、熱烈に新作が待たれている漫画です。
やる気が出ない時、へこたれてしまいそうな時、夢に向かって努力している時、読みたくなります。
「ブルージャイアント」のアニメ映画化も楽しみ!
この記事を書いている最中、
「ブルージャイアントを五感で楽しむ会」の案が浮かびました⤴
こういうイベント、最高じゃないですか?!
まあ、大はいつも粗食ですけどね💦
>>「ブルージャイアント」アニメ映画化についてはこちらから。
>>漫画「ブルージャイアント」の海外の反応については、こちらから。
石塚真一さんの他の作品